馬刺しのタレは「ニンニク醤油」が最適?
海の幸をたっぷり使って作られるお刺身を食べるとき、刺身醤油にわさびを加えたタレで食べますが、馬刺しもお刺身の1種ですので、タレをつけて食べるのが一般的な食べ方となっています。
日本における馬刺し発祥の地として知られる熊本県では、馬刺しを食べるときは必ず「甘口醤油+おろしにんにく+生姜」を使って作られるタレを使って食べるのが定番であり、魚介類のお刺身を食べるときに用いられる刺身醤油に比べて濃い甘口醤油を使うのがポイントとなっています。
ニンニク醤油のメリット

また、馬肉は漢方の世界では身体を冷やす食べ物と言われておりますので、身体を温める作用を持つニンニクや生姜を1:1の割合で加えると、2つの食材に含まれる栄養成分のおかげで、身体が温まると同時に、抗菌・殺菌作用が得られ、食中毒予防にもなります。
さらに、ニンニクとショウガを馬刺しと共に食べることで、馬肉の旨味が引き立つため、初めて馬刺しを食べる方にオススメのタレとなっています。
さて、馬刺しの旨味を引き立たせてくれるタレですが、他にも馬刺しの美味しさを引き立たせてくれる絶品のタレがあることをご存知ですか。
今回は馬刺しのタレについてご紹介したいと思います。
馬刺しのタレはニンニク醤油だけじゃない!オススメのタレをご紹介

熊本県では「甘口醤油+おろしにんにく+生姜」が馬刺しを食べる際の定番タレとなっておりますが、福島県会津地方では、あっさりとした赤身の馬肉を使った馬刺しを食べるのが一般的なので、馬肉の赤身が持つ風味を生かすため、味噌に唐辛子とおろしにんにくを加えた辛味噌を醤油に溶かして食べる辛味噌醤油で頂くのが定番となっています。
また、辛味噌は馬刺しだけではなく、生野菜やチップスに付けて食べるクリームソースとしても活用することができるのも魅力のひとつとなっています。
馬刺しの定番タレは「甘口醤油+おろしにんにく+生姜」と「辛味噌+醤油」の2つですが、他にも様々な馬刺しのタレがございますので、ここでまとめてご紹介したいと思います。
定番以外にオススメの馬刺しのタレ
・ごま油+塩
・わさび+醤油
・柚子胡椒+醤油
・醤油+すだち+柚子
・ポン酢+もみじおろし
・塩
・少し甘いごまダレ
・醤油+マヨネーズ
・わさび+醤油
・柚子胡椒+醤油
・醤油+すだち+柚子
・ポン酢+もみじおろし
・塩
・少し甘いごまダレ
・醤油+マヨネーズ
少し甘いごまだれは、すり鉢に大さじ5杯ほどの白ごまを入れ、ペースト状になるまですり潰します。すり潰したごまペーストに醤油とみりんを3:1の割合で加えて混ぜ合わせたら完成です。醤油とマヨネーズを組み合わせたタレは、赤身の馬刺しと相性抜群なので、カイワレ大根や三つ葉と共にいかがでしょうか。
馬刺しのタレといえば、今までニンニク醤油や生姜醤油などで食べるものだと思っていた方も多いと思いますが、地域によって使用するタレが異なるため、たまには一風変わった馬刺しのタレでいつもとは違った馬刺しを楽しんでみてはいかがでしょうか。