熊本県の馬刺しが美味しい理由とは?
馬刺しと聞いて頭にパッと浮かぶ都道府県といえば、熊本県という方も多いのではないでしょうか。
なぜ、日本人は「馬刺し=熊本県」というイメージが強いのかと言いますと、熊本県は馬の屠畜 (とちく)頭数と枝肉生産量が日本一であり、2011年の屠畜頭数および枝肉生産量は、熊本県が5,273頭 (2154トン)なのに対し、第2位の福島県は2,197頭 (896トン)とその差は歴然です。
また、熊本県内には数多くの馬刺し・馬肉専門店があり、スーパーやデパートの精肉コーナーには牛肉や豚肉と共に馬刺しや馬肉も並んでおり、特にお祝いごとや年末年始になると、多くの熊本県民の方々が馬刺しや馬肉を購入するそうです。
ところで、最近NHK大河ドラマ「真田丸」の影響もあり、全国各地で馬刺しや馬肉に興味を持つ方々が増えており、ネット上ではどこの馬刺しが1番美味しいのかという質問が飛び交っています。
そんななか、よく見かけるコメントが「熊本県の馬刺しが美味しい!」という書き込みです。
そこで、今回は熊本県の馬刺しが美味しい理由について調べてみました。
熊本県の馬刺しが美味しい理由とは?

日本では九州や東北地方を中心に馬刺しや馬肉を食べる習慣が古くからあり、スーパーや精肉店へ行くと牛肉や豚肉などと共に馬肉も並んでいます。
そのなかでも熊本県は、日本一の馬刺し・馬肉生産量・消費量を誇る都道府県であり、県内には多数の馬刺しや馬肉料理が楽しめるお店があります。
そんな馬肉王国・熊本県の馬刺しや馬肉は、非常にクチコミ評価も高く、1度食べたら病み付きになると言われており、いまでは全国各地からお取り寄せ注文が来るほどです。
なぜ、熊本県の馬刺しや馬肉が他の地域に比べて人気が高いのでしょうか。
熊本県の馬刺しについて

熊本県では、全国でもたいへん珍しい仔馬のせりが行われており、さらに菊池郡大津町にある熊本県家畜市場では熊本県畜産農協仔馬の品評会も開催されています。
この品評会には、熊本県における農用馬の改良促進と生産者の意欲向上を図る目的として開催されており、最優良農用馬には栄誉あるグランドチャンピョンの称号が与えられ、品評会後に行われるせりでは、高値で取引されることになります。
2014年度にグランドチャンピョンを受賞した熊本市東区長嶺の古閑さんは、「大きな馬に育つよう、全て国産の餌を食べさせるなどこだわっている」と仰っており、生産者の方々がいかに愛情を持って育てているのかというのが、ひしひしと伝わってきます。
馬に対する愛情とこだわりの成育方法によってすくすくと育った馬だからこそ、きっと熊本県産の馬刺しや馬肉がおいしいのかもしれませんね。
まとめ
今回は熊本県の馬刺しが美味しい理由についてご説明させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。日本一の馬刺し・馬肉生産量・消費量を誇る熊本県では、生産者の方々が手塩に掛けて一生懸命育ててくれているからこそ、とろけるような食感と濃厚な旨味や甘味が感じられる馬刺しや馬肉となるのではないでしょうか。
まだ熊本県産の馬刺しや馬肉を食べたことが無いという方は、この機会に1度熊本県産の馬刺しを食べてみてはいかがでしょうか。きっとクセになること間違いなしです!